「埋没法」は手軽に二重になれる人気のプチ整形ですが、すべての人に合うわけではありません。
まぶたの脂肪や皮膚、筋肉などの厚みなどによってはすぐに糸が取れてしまったり、仕上がりが美しくならなかったりする場合があります。
本記事では、埋没法が向いている人や失敗しないためのポイントをまとめていますので、埋没法を検討している方は一度チェックしてみてください。
有名人のプチ整形のカミングアウトや低価格化によって、美容整形も受けやすい時代になってきました。
特に、切らない二重整形として「埋没法」は美容整形の中でも若者から大人までダントツ人気の施術です。
しかし、切らない分、切開よりも取れやすい・戻りやすいというデメリットもあります。
まぶたの状態や症状によっては埋没法が向いていない方もいるので、施術を受ける前に自身が向いているかどうか確認しておくことをおすすめします。
二重埋没法が成功しやすい・長持ちしやすい人の特徴を5つご紹介します。
自身のまぶたが当てはまらないかチェックしましょう。
二重整形全体に言えることですが、二重整形に向いている人は「まぶたが薄い人」です。
埋没法は切開せずに「糸」でまぶたの皮膚を数か所留めて固定することで二重ラインを作る手術方法です。
そのため、まぶたが分厚いと糸が取れてしまったり緩んでしまったりするリスクが高まってしまいます。
まぶたの厚みとは、瞼の脂肪量・皮膚・筋肉の厚みのことです。
まぶたの状態は、遺伝の影響が大きいので、セルフケアでの改善は不可能に近いです。
しかし、留め数を増やす、点留めではなくループ留めにするなど種類や術式によって埋没法でも理想のラインを実現することは可能です。
他にも、オプションとして上まぶたの脂肪取りもおすすめです。
脂肪を取ることでまぶたの厚みが減るので、ラインも作りやすくなり、糸が取れにくくなります。
まぶたのダメージが少ない人の方が埋没法できれいなラインを作れます。
まぶたのダメージは、毎日のアイメイクやアレルギーなどでよく目をこする、加齢など様々な要因によって起こります。
最近では、アイテープや二重のりを長期的に使うことで炎症やかぶれといったまぶたダメージ蓄積させてしまう人が多いです。
ダメージを受けたまぶたは皮膚がたるんだり、伸びたりしてしまい、埋没法が成功しにくい傾向があります。
埋没法をしたけど、眠そうな目になってしまった方はまぶたがたるんでしまっていた可能性が高いです。
まぶたのダメージがある方はいったんアイプチや二重のりなどの使用を中止して、回復してから施術しましょう。
ダメージや加齢から皮膚が伸びきってしまっている方は、上眼瞼切開術(上まぶたのたるみとり)という余分な皮膚を切除する施術も追加するとよいでしょう。
目頭に上まぶたの皮膚が覆いかぶさっている部分を「蒙古ひだ」と言います。
日本人の約8割が蒙古ひだが見られますが、これによって平行二重のデザインが難しくなります。
奥二重や末広二重を希望であれば蒙古ひだがあっても可能ですが、平行二重を希望する場合は、二重幅を広くとらなければならないので不自然に見えたり埋没の糸が取れやすくなったりしてしまいます。
蒙古ひだが発達している場合は、目頭切開術で切除する必要があります。
希望のデザインが埋没法で可能かドクターとしっかり話し合うようにしましょう。
まぶたのたるみが少ないほど埋没法できれいなラインを作りやすいです。
まぶたのたるみの原因は、アイテープや二重のりのダメージ、加齢による眼瞼下垂などがあります。
眼瞼下垂は軽度であれば、目が小さく見える程度ですが、中度以上になると視界が狭くなることで眉間にしわがついたり肩が凝りやすくなったりと、見た目以外にも問題が発生してしまいます。
埋没法では、たるみを持ち上げる効果はないので、このまま施術をしても理想の目元はデザインしにくく、元にもどりやすいリスクもあります。
眼瞼下垂が考えられる場合は、上眼瞼切開術で余分な皮膚を切除するか、眉毛下切開術で眉下の皮膚を切開してまぶたを引き上げる、眼瞼下垂(目つき矯正)を追加する必要があります。
これまでに埋没法の経験が3回未満であれば成功できる可能性が高いです。
1回目の埋没法が取れてしまった場合は、二重幅が合ってなかった・ドクターの実力不足・点数が少なかったなどの要因が挙げられます。
しかし、2回以上取れてしまったとなると、そもそも埋没法では難しいことが考えられ、何度も埋没法を行うのはまぶたの負担が大きく、失敗のリスクが高いです。
また、以前の埋没法の糸が残っていたり、ラインの癖が残ってしまっていたりすることも考えられます。
再度施術を受ける場合は、すべて抜糸をしてリセットした状態で改めて受けるようにしましょう。
整形はお金も時間もかかる上に、身体的・心理的ダメージも大きいです。
プチ整形だからといってもカウンセリングやドクターの手腕によって仕上がりが左右されます。
後悔しないように施術を受ける際には、以下の3つのポイントに気を付けるようにしてください。
現在では、ネットやSNSなど様々なメディアでクリニックの口コミや評判をチェックすることができます。
せっかくチェックできるのに確認せずにいきなり施術に踏み込むのは、もったいないですし、大変危険です。
同じ系列のクリニックでも、ドクターによって得意な施術が異なりますので、症例写真や症例数などを確認して、二重埋没法を得意としているドクターに依頼しましょう。
また、埋没法が特に定評のある・力を入れているクリニックもあります。
そのようなクリニックであれば術式も多く、あらゆるまぶたに対応できる可能性が高いです。
また、施術メニューや料金だけでなく、アフターフォローや保証内容についても確認するようにしてください。
保証は別途料金だったり、無料再手術の条件が厳しかったりとクリニックによって保証内容が異なります。
納得の施術には、カウンセラーやドクターとの「相性」も重要です。
どんなに腕の良いドクターでもうまくコミュニケーションが取れない、双方のイメージが合致しなければ満足のいく結果を得ることはできないでしょう。
もし、カウンセラーやドクターが一方的に話を進めたり、仕上がりイメージがうやむやだったりする場合は、絶対に施術に踏み切ってはいけません。
親身になって話を聞いてくれるか、施術のメリット・デメリットをしっかり説明してくれるかなど信用できるかどうかを確認しましょう。
複数のクリニックのカウンセリングをして比較して、信頼できるクリニックに依頼するようにしてください。
二重整形を成功させるには、「しっかりイメージを伝える」ことです。
あらかじめ、症例写真や憧れの芸能人などの「なりたい二重」を明らかにしておき、そのイメージでできる限り近づくにはどうした良いか、適しているかをドクターと入念に話合いましょう。
シュミレーションは特に入念に行うようにし、ドクターと自身のイメージが完全に合致したら施術に踏み切るようにしてください。
まぶたの状態によっては、埋没法だけではなく追加の施術が必要になる場合もありますので、料金の面やダウンタイムの面もはっきり伝えるようにしましょう。
二重埋没法で納得できる結果を得るには、まず自身のまぶたが埋没法に適しているかを確認する必要があります。
向いていない条件に一つでも当てはまったとしても、術式やオプション施術によって埋没法でも理想の二重ラインが叶えられる場合があります。
諦めず埋没法に力を入れているクリニックや埋没法を得意とするドクターに相談してみましょう。
また、カウンセラーやドクターとの相性にも注意しましょう。
不安なことや希望などすべてを話せる信頼できるドクターに依頼するべきです。
アフターケアや保証の有無にも注意して、後悔しない施術を行ってください。